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2008.04.19 (Sat)

ちょっと物語

「僚艦に連絡。我、サントドミンゴ港を発見せり、とな。」


リスボンを発って数十日、僚艦一隻を伴って一路新大陸へと漕ぎ出したこの艦隊は、道中さしたる異変も起きずに目的地のサントドミンゴ港へと到着した。

陽光のおどる、温暖なカリブ海。その海の美しさは、地中海の青の深さとはまた違い、透き通った水面には、群れを成して泳ぐ魚がはっきりと見えた。

今回新大陸に向かった目的は、単純な交易目当てという物もあったが、それだけではなく、駐留している陸戦部隊にマスケット銃の補給もかねての航海であった。

商用ピンネース艦長ミッターマイヤーは、ようやく着いたかと安堵のため息をもらし、ゆっくりと船から降り立つ。
カリブの気候を考えてのことか、カリビアンシャツのみ着用という軽装であり、およそ艦長とは思えぬいでたちである。しかしながら、ほほに刻まれた十字の傷跡が、ある種独特の雰囲気をかもし出している。
「サントドミンゴ港はっけ~ん」
上気したような声をあげ、いち早く看板から降り立つ僚艦の艦長。その足取りは自身の心情を表すかのように軽やかであった。彼女の的確な座標調査により最短距離でここまでたどり着けた。追い風を利用した高速巡航は確かにミッターマイヤーのなせる業であるが、それだけではここまで早い期間にたどり着くのは不可能であったろうことは疑う余地もない。

ミッターマイヤー、ぴぃち艦長は目当ての交易品を買い付け、無事にマスケット銃を補給し、意気揚々と帰路に着いた矢先、穏やかな洋上に異変が起こる。
嵐、いや、天変地異の類ではない。2隻の船がこちらに近づいてくる。進行方向に対し、逆風であるにもかかわらず、船足は速い。

ガレーか。目を凝らすと船の両脇から足のような物が飛び出ており、規則正しく回転をしている。

「海賊だな。」

「ミッターさん、一回港に引き返しましょう」

先頭を走っていたぴぃちが促し、すぐにサントドミンゴへと船首を翻し始めた。

「いや、このままいこうか。直進だ。」

ぴぃちが何でよ、というようなそぶりを見せた。

「このままじゃ、略奪されて、ここまできた意味なくなっちゃうよ」

「足止めをする。港に寄港しても、待ち伏せされての繰り返しだ。」

「たたかうの~?でも数は向こうのほうが多いよ。それに海賊だから、戦慣れしてるよ。どう考えても
勝ち目はないよ・・・」

「戦うつもりも、勝つつもりもない。ほんとに足止めをするだけだよ。まあ、とにかく、このまま真後ろに海賊をつけさせてくれ。」

「・・・・・・」

「不満かね?」

「うん。」

「そか・・・。それなら、いい・・・」

「よくないよ」

「・・・・・」

たいした説明もできていないのに安心しろという方が無理な注文である。このようなやり取りをしているうちに、サントドミンゴからは少し離れすぎてしまっていた。もはや二人にとって、不幸な結末しかないように思えた。ガレー船の速度は速く、先程よりも艦の距離はかなり縮まってしまっていた。

いずれにせよ、何とかしなければならない。
ぴぃちはしぶしぶながら操艦をはじめた。

「ひたすら直進だ。」

ミッターマイヤーは艦尾を見た。ほぼ真後ろにぴったりとくっつこうかというような距離に海賊二隻がいる。

「ぴぃちさんよ。ぎりぎりまで引き付けるため、速度を落とす。あなたは先にいっててくれ。」

返答はなかった。わかってます、といいたげな表情をするかのように、徐々にではあるが距離が離れていった。
彼女の艦は縦帆仕様。逆風の中をきりあがるのは得意中の得意とする艦である。
大して時間もかからずにミッターマイヤーの視界から、彼女の艦は消えつつあった。

【More・・・】

ほどなく、海賊艦とミッターマイヤー艦との距離は至近に迫り、海賊たちの薄ら笑いすら聞こえてくるような距離にまで迫った。その距離、中型船一隻分程度の距離である。
海賊艦の船首を見ると、白兵部隊が人一人分の幅のあるコーヴァスを持ち、こちらに乗り移ろうと準備をしていた。

「やはりな。海賊として当然の手段だ。だが、そうはならんさ。」

「ありったけの機雷を投下!!なあに、誘爆してもかまわん。こちらは船尾に爆風を受けるのだ、むしろその勢いを利用して、急加速しろ。前に進みこそすれ、止まりはせんよ。鉄板もつけてあるしな。」

海賊船団はその様子を見て回避を試みるも、すぐには旋回はできるはずもなく、そのまま船首に機雷を受けた。爆発に動揺し、体勢を立て直そうとしたそのとき、あとに続いていた艦が後ろから追突、船首のラムが食い込み、二隻とも、身動きが取れなくなった。

ミッターマイヤーの艦も、機雷の被害を受けたものの、事前に仕込んだ鉄板により、被害は軽微で済んだ。

「ふん、単に追いかけっこだけが逃げるというものではないさ。相手がマヌケで助かった。」

皮肉交じりにつぶやくと、船員に損傷箇所の修復を命じた。

海賊艦は追いかけてくるような気配を見せる様子もなく、黒煙を吐きながら水面をただよっていた。

「さて、僚艦に出迎えてもらうとしようか。もっとも、洋上で盛大に、とはいかないがな」

ミッターマイヤーが前を見据えた先には、雲ひとつない青い空と蒼い海とが広がっていた・・・・。






※まったくのフィクションです><シナリオを考えずに書き下ろしたので、表現が変なとこがありますが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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タグ : 後半へ続く・・・

18:17  |  短編書き下ろし  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)

Comment

ミッター艦長!かっこよかったですよ!!
またこんな妄想をしながら逃げまくりましょう^^;
ぴぃち |  2008.04.20(日) 00:46 | URL |  【編集】

海賊をうまく撒いたのは凄いね
ところで、カリブから持ち帰った交易品はどうだったんだろうか・・・。
赤い月 |  2008.04.20(日) 07:11 | URL |  【編集】

社長<PKのせいでパイナップルが買えなくて、タバコ200くらいとテキーラ50を買ってきました。相場は100%ちょい↑くらいでふっかけ2回で売ったけど、・・あんま儲かりませんでした(経験も冒険職で800弱;;)
ぴぃち |  2008.04.20(日) 12:38 | URL |  【編集】

実際は

自分はなんもしてないです><

港に寄港、じーっと待機、出航したらまたいた><
港に寄港の繰り返しでしたー・・・

しかし、まとまりがないなーこの文章><
ミッターマイヤー |  2008.04.20(日) 12:51 | URL |  【編集】

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