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2008.11.29 (Sat)

ドクターエンジェル氏に捧ぐ



 目を閉じて 何も見えず

  哀しくて 目を開ければ

  荒野に向かう道より

   他に見えるものは無し

  嗚呼 砕け散る 宿命(さだめ)の星たちよ

  せめて密やかに この身を照らせよ

  我は行く 蒼白き頬のままで

  我は行く さらば昴よ


 呼吸(いき)をすれば 胸の中

  凩(コガラシ)は 吠(ナ)き続ける

  されど我が胸は熱く

   夢を追い続けるなり

  嗚呼 さんざめく 名も無き星たちよ

  せめて鮮やかに その身を終れよ

  我も行く 心の命ずるままに

  我も行く さらば昴よ

  嗚呼 いつの日か 誰かがこの道を

  嗚呼 いつの日か 誰かがこの道を

  我は行く 蒼白き頬のままで

  我は行く さらば昴よ

  我は行く さらば昴よ



                       谷村新二 「昴」






【More・・・】









処女航海以来、どれだけの時間を海の上で過ごしただろうか。

はるか遠方に香辛料をもとめ、道なき道を切り開いて遺跡や宝物を発見し、あるいは海賊退治に奔走した。


何のためか。
 
故郷に錦をかざるため。

自らの栄達のため。

契りを交わした友のため。


その時々で様々な理由があった。今回もそうである。

どれだけの旅路になるかそうぞうもつかない。

これまで以上に長く、険しいものになるだろう。

だが、ひとつだけ決めたことがある。

いつか必ず、友の待つこの場所に帰ってくる、と。




それが現実のものとなったとき、友は普段と変わらぬ様子で私を待っていることだろう。





そして、商館に入ってきた私を、何食わぬ顔で迎えてくれるのだ。









「やぁ、ようこそ、バーボンハウスヘ」

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19:48  |  短編書き下ろし  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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