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2008.04.24 (Thu)

【わわわ帝国序章】我が往くは未知の大海 後編

「赤旗軍・・・・・・!!」

海賊の一人がうめくように、赤い水夫達の正体を告げた。

赤旗軍。通称レッドフラッグフォースは、7つの海を股に掛ける艦隊の通称である。ネーデルランドではある種の英雄とされており、その赤く染め抜かれた着用品は敵の返り血で染めたといわれるほどの猛者ぞろいであり、その戦闘力はヨーロッパ中に広まっていた。

その赤旗軍の中にひとり、黄金の仮面をかぶった男がいた。

彼が一歩前にでて、ひるむ海賊達にむかって声を上げた。

「私は、赤旗軍総帥、赤羽根である。この船のクルー達は我々の命の恩人である。我々は彼らを守る準備はできている。海賊達よ、もし彼らを害しようとするのであれば、諸君らの命は今日、この場で費える。このまま撤退をするのであれば感謝こそすれ、追い討ちは掛けぬ。ここで無駄死にをするのか、あるいは生き延びて別の獲物をさがすのか、考慮してもらいたい。」

赤羽根と名乗る男が一息つくと、海賊達は息を潜め、沈黙が看板を支配した。

痺れを切らしたか、沈黙に耐えられなかったのか、一人の海賊が、少女めがけて飛び掛って行った。

少女の護衛が守りを固め、海賊がそこへ剣を振り下ろそうとしたその時、

海賊の胴が二つに割れ、上半身は血を噴き出して看板に転がった。下半身は力なくひざを割り、看板に崩れ落ちた。

赤旗軍の一人が瞬時に間合いをつめ、海賊の左側から胴を薙いだのだった。
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15:23  |  短編書き下ろし  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)
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